【13.10.23】 永平寺町議会視察
議会改革の取組みを聞いてきました
昨日、福井県永平寺町へ議会運営委員会の視察で訪問しました。
テーマは、議会改革、議会報告会、議会基本条例、議会広報(SNSも含む)です。
自治体議会改革フォーラムの議会改革白書で紹介されるほど、取組みが進んでいる自治体なので、ここで詳しく永平寺町議会の取組みを紹介するつもりはありませんが、4年の任期の間に、約90ヶ所の集落センター(年間24回×4)で、議会と住民の懇談会を開こうという試みは意欲的です。
永平寺町の集落センターとは、尾張旭市で言えば地域集会所ぐらいのものだと思いますが、そうした小規模な住民との懇談は、議員の対話能力を育むだけでなく、議論を積み重ねて答えを見つける、民主主義的な合意形成力を、住民の中にも育てることにつながるのではないだろうか。
永平寺町議会では、議員間討議の取組みも始まったところで、小中学校の給食費無料化について、議員間で議論ができた様子でした。議員間討議を行える議員個々の力量は、これまでの報告会や懇談会で養われた力もあるからこそ、可能になったのではないだろうか。
小規模な懇談会を尾張旭市議会でも取り組めると良い。とは思うものの、尾張旭市議会では、昨年ようやく1回目の議会報告会を開き、2回目を来月の11月16日に計画できたところで、議会内の合意は年1回のペースです。
永平寺町の議会報告会の発端は2007年の女性団体との懇談会だったと聞いたので、尾張旭市とは5年の差がありますが、5年後に尾張旭市議会が永平寺町議会の現在の取組みまで追いつけるだろうか。他の議員とも力を合わ、議会を変えてゆかなければならないと思います。
エアー搬送ファン
視察は、議会改革についてだったのですが、いただいた資料、議会広報の文中に「教室エアー搬送ファン設置工事」というのを見つけて、気になって調べました。
思った通り、小中学校の教室の暑さ対策に関わるものだったので、尾張旭市にも同様の課題があると思い、担当課に調べた資料を渡し、尾張旭市の施設で効果があるか調べて欲しいと頼んでおきました。
猛暑が続く最近の夏、子どもたちが学ぶ、教室の環境改善も課題です。
小中学校だけでなく、総合体育館についてもエアコン要望があるので、その代替で検討できないか、そちらにも同様に資料提供しておきました。