【20.12.25】保守系会派 フロンティア旭の 政務活動費 着服 参考資料2
処分された9名の議員・元議員
保守系会派・フロンティア旭の政務活動費不正問題で、9名の議員・元議員が処分されました。
処分と言うには苦しい内容もあるのですが、新聞で実名を公表されることも社会的な制裁を受けることになるので、広い意味として処分に数えています。
(『処分』という言葉以外に、うまい表現を思い浮かべることができなかった。という事情もあります。)
処分といってしまうことに異論もあるとは思いますが、誰が処分されたと考えているのか、処分内容と理由について書いておきます。
武田元市議
今回の政務活動費不正の主犯で、着服は全て武田氏という結論です。5月に会派の私的費用を着服したことを理由に辞職をしていますが、辞職の背景には、税金(政務活動費)の着服もあったと考えています。着服額の返還や議員辞職、報道により社会的な制裁を受けています。
成瀬元市議
武田氏とともに5月に議員辞職しました。平成30年度までの会派費(私的費用)の会計責任者です。政務活動費の不正を知る立場にはいたと思いますが、その着服は無かったとされています。実名報道で社会的制裁を受けています。
松田元市議
北海道への視察研修で、航空券の不正操作の主犯です。金銭の着服は無かったと判断されています。市議会へ詫び状を提出し交通費の不正を告白しています。実名報道で社会的制裁を受けています。
さかえ章演 議員(6期)
議長職辞任という処分を自ら選びました。もし議長職に就いていなければ、もしフロンティア旭の所属議員でなければ、不問になっていたと思えますが、政務活動費に不正があるのではないか?との疑問を5月から指摘されていたにも関わらず、領収書の発見という証拠を見せられるまで、調査をはじめることができませんでした。
若杉たかし 議員(5期)
坂江議員より期数は下ですが、フロンティア旭の在籍は現職議員中最も長く、会派の責任者という点で責任は重いはずです。議長から厳重注意処分を受けた4人のうちの1人。
森和実 元議員(現市長)
12月議会の初日、坂江議員が議長を辞任した後に「私が市議時代に所属していた会派の不正事案であり、申し訳なく思う。自身の不明を認識し、真摯に反省している。」と陳謝しました。(新聞でも報道されました。)
以下、3名は報道でも名前が出されていないことも考慮し、
ここで実名を示すことはしません。
●●議員(2期)
今回明らかになった不正で、最も古いものに関与。武田元市議の指示により、結果的に領収書を隠蔽した状態になっていた。
領収書を手に入れた元議員の話によると、旅行会社から聞いた話として、旅費精算に必要な領収書を旅行会社(ツーリストアイチ)に取りに行た際、3つある領収書(レンタカー代、宿泊費、交通費)のうち、2つ(宿泊費、交通費)を不要だと言って持たずに立ち去っている。領収書を受け取らずに立ち去るという、あまり例のない話だったためか古い話を克明に覚えていて、受け取らなかった領収書も保存してあった。この話から考えると不正があると気づいていても良さそうに思えます。当時は1期目1年目ですが、わからなかったで済むのかどうか疑問が残ります。議長から厳重注意処分を受けた4人のうちの1人。
●●議員(1期)
令和元年の高松の不正に関与。武田氏の指導で書類を作成しているが、議員になって3ヶ月程度で、何も分からなかったと言えばその通りだったのではないかと思われる。議長から厳重注意処分を受けた4人のうちの1人。
●●議員(1期)
令和元年度の、フロンティア旭の政務活動費の会計責任者。役職にあるため処分を受けた。1期目の1年目の議員に、会計責任者を任せるほうがどうかと思う。議長から厳重注意処分を受けた4人のうちの1人。