活動紹介−議会活動

【11.09.16】 市議会の対立軸

保守系・民主系は福祉抑制

昨日(2011/09/15)決算特別委員会が終了しました。
9月議会も残りは26日の本会議が主で、これから、その準備作業にとりかかります。

 昨日までの2日間で行われた決算特別委員会では、共産党と民主党系・自民党系の議員との間には、福祉関係の費用で『対立軸』があるのだと、あらためて思いました。

 市民ネット(民主党系…と分類して良いと思います。)の議員からは、
?80歳以上の高齢者の外出支援のために補助している、タクシー料金助成についての見直し
?中学卒業までの窓口負担を無料にしている費用増大を問題視し、1回100円でもいいから無料をやめてはどうか

 政新あさひ・フロンティア旭(保守系)の議員からは、
?生活保護費の増大をどう見るか、
?医療費の増大について抑制策の検討
などで、医療費抑制、生活保護費抑制を求めているように聞こえました。
(それほど露骨な聞き方ではありませんでした。)

福祉抑制に反論

彼らの意見を聞いて、私は決算委員会の中で反論を展開しました。

?の高齢者タクシー料金助成は、利用率から見れば47.3%で、むやみに使っているという数字には見えないこと。

?のこどもの医療費の無料化については、無料化後に整形外科へ子どもの患者が増えたという話を紹介し、これまで捻挫などで受診抑制が働いていたと思えること、こどもの医療費助成の増大は、問題視することではなくて、むしろ助成事業が機能している、うまくいっていると認識すべきで、むしろ、これまで、そんなにガマンさせていたのかと思うべきではないか?などの意見を言いました。むしろ100円でも有料化することで、ネグレクト状態のこどもを救えなくなる可能性もあるのではないかと、付け加えておきます。

?については、保守系議員の口ぶりが、それほど露骨な言い方ではなかった事もあり、委員会で反論するところまではしませんでしたが、むしろ捕捉率を問題にするべきだと思います。

?については、国民健康保険が黒字になっていることや、介護保険における要介護者の認定率が計画段階で見込んだよりも低いことを紹介し、政府は医療や介護で経費が増大すると言っているが、見込みが過大なのではないか、それによって保険税(料)を過大に集め、さらに増税だと言っている。ひどい話ではないか?と意見を言っておきました。

市の取組みと財源問題

 ただ、高齢化の進捗とともに医療介護の費用が今後も増加するのは事実ですから、厳然とした課題だとは思います。

 尾張旭市では、これまで、ジェネリック医薬品の周知・使用拡大の取組み(これは、私の議会質問が力となり、比較的他市より早い取組みになっています。)や健康作りの取組み(これは、谷口市長の姿勢によると評価しています。)で、受診抑制や住民負担ではない手法を用いていることを紹介しておきます。

 今後の財源をどうするかについては、共産党のホームページにある09年の衆院選挙政策を参照して頂ければと思います。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2009/syuuin/bunya/?bunya=02

(長い文章なので、全部読むとたいへんです。PDFファイルから「財源」を検索すると良いかも。)

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