【08.12.25】 介護職の人材不足に市も取組んで!
待遇改善を求める声ズラリ
市が行った介護保険に関するアンケート自由記入欄に、介護事業者から、待遇改善を求める声が多く寄せられています。
●精神的負担が大きい割に報酬が少ないという現実。
●ケアマネ報酬が、費やす時間を考慮した時、最低賃金を割っているのはおかしいと思いませんか。
●定員増をしたくてもできません。特にテレビで給与の低さが報道されてからは酷いです。
●ヘルパーの募集を出しても人が集まらない。仕事がきても断らないといけないのが現実。
●(市や国のレベルで)ヘルパーの待遇を考えて欲しいです。
川村議員は12月議会質問でこの問題を取り上げ、市の姿勢を質しました。
介護の現場で、なぜ人が不足するのか?事業者の声に寄せられたとおり、待遇が悪いという現実があります。国会で党派を超えた動きもありますが、12月に入って厚労省が示した対策は全く不十分な内容でした。
介護職の待遇を改善しようとすれば、介護保険料に跳ね返り、保険料値上げにつながってしまいます。
介護保険導入前、介護職・福祉職の給与に対し、公私間格差を埋めるために、県の補助制度などがありました。「民調」と呼ばれた、この制度は、99年度から削減を始め、03年の障害者自立支援費制度の導入を契機に、「公私間格差是正」の人件費補助が原則廃止されました。
川村議員は、質問の中で、国の対策では、介護職の確保を図ることは難しいことを指摘しつつ、千代田区が行っている制度を紹介し、市として補助制度の創設を求めるとともに、県に対して「民調」の職員給与の公私間格差是正の復活などを要求するよう求めました。
旭民報479号
旭民報479号には、この他、
●小学生の視力 学校間で15%の開き。
●賛否の別れた議案などに対する各議員の態度などの記事があります。